令和トラベル研究所は、9月7日より日本の入国規制が緩和されることを受け、最新情報を盛り込んだ「リベンジ海外旅行 攻略ランキング」を新たに発表いたしました。

2022年は、3年ぶりに行動規制を伴わない夏休みとなりました。コロナ第7波の中ではあったものの国内旅行を中心にコロナ前に近い夏休みが戻ってきました。

そして、この秋は、海外旅行も一気に行きやすくなります。これまで日本帰国時に必須だった現地出発前72時間以内のPCR検査を、所定の新型コロナワクチン接種を条件に、9月7日から免除することが発表され、いよいよ久しぶりの海外旅行を本格検討する方が増えてきました。しかし、一方で、円安やインフレ、さらに燃油高と、海外へ旅行する日本人には、強い逆風が吹いています。

そこで、そんな状況下、ずっと我慢していた海外旅行になんとかリベンジすることはできないか…

「今、行きやすいのはどこなのか?」を、6つの指標から、客観的に調査しました。すると、今、行きやすい「リベンジ海外旅行」の形が見えてきました。

■リベンジ海外旅行攻略ランキング トップ10

◆円安、物価上昇率、燃油高など、影響が少ないタイがトップに。

◆渡航条件緩和、比較的距離が短く燃油高の影響が小さい、インフレ傾向も大きくない、東南アジア諸国が上位に。

◆訪問者数回復マスク規制も完全撤廃され現地で過ごしやすいハワイが第2位

◆観光ビザの不要&入国時PCR検査不要が発表された韓国も同率第2位に

◆ウクライナ情勢によりヨーロッパ各国は、フライト時間の延長や燃油高の影響が

■ランキングの算出方法

①調査対象国・エリア

前回同様、まず日本人渡航者数上位20の国・エリアをピックアップしました。その上で、観光入国がまだ認められていない中国と台湾を対象から除いた18の国を対象としています。

※前回はヨーロッパ諸国も対象から除きましたが、ウクライナ情勢の影響は依然あるものの、観光回復が進んでいることから今回は対象に含めています。

②6つの指標

※ランキングの算出方法の詳細は、

公式note【調査】9/7〜日本入国規制緩和!リベンジ海外旅行 攻略ランキングをご覧ください。

■第1位 タイ

1位はタイ。人気の渡航先には、大都会でありながら寺院巡りなども楽しめるバンコクや遺跡の街アユタヤ、そして美しいビーチリゾート地であるプーケットなどがあります。

タイはこれまで入国に際する事前申請やコロナ治療費等を含む医療保険への加入を求めていましたが、7月1日からこれらを廃止しました。有効なワクチン接種証明書があれば、入国時のPCR検査は不要です。

日本と比べて物価も低く、ここ数年での物価上昇率も抑えられています。さらに、円安影響も限定的で、おトクに現地滞在を楽しめます。

まだ観光客の戻りは少ないですが、マスクの着用義務が撤廃されているため、マスクを気にせず観光を楽しむことができます。

■第2位 ハワイ(同率)

2位はハワイです。早くから入国規制の緩和を進めており、現在はワクチン2回接種で、入国時のPCR検査は不要です。マスク規制もなく、マスクフリーの滞在を楽しめます。ハワイはコロナ前はアメリカ本土からの訪問者が7割、それ以外(海外から)が3割を占めていました。現在、海外からの訪問者数の回復は4割弱ですが、本土からの渡航者はコロナ前の1.1倍程度にまで増加しており、全体としてはコロナ前の9割程度まで訪問者数は回復しています。また、観光客のハワイでの消費額については、コロナ前の水準にまで回復しているというデータもあります。夏休みシーズンには、日本からの渡航も徐々に戻り、現地も活気が戻ってきてはいます。しかし、観光客の利用が多いショッピングセンターや一部レストランなどは閉鎖中のところもあり、完全回復とまではいっていない状況です。

■第2位 韓国(同率)

コロナ禍のステイホームで「第4次韓流ブーム」が起き、エンタメにも熱視線が集まる韓国が、今回ハワイと同率の2位となりました。

韓国側の入国規制緩和が大きな要因です。観光ビザ不要措置が、10月末まで延長されることが決定。さらに、韓国入国前のPCR検査も不要となり、一気に渡航しやすくなりました。(韓国入国後のPCR検査は残っています。)

燃油高影響、円安影響も小さく、費用面ではコロナ前と近い水準で渡航・滞在することが可能です。

ショッピングやグルメを楽しむソウル、ビーチリゾートでありながら山も近い釜山、「東洋のハワイ」とも言われるチェジュ島などが人気の渡航先です。

現地はまだ訪問者数回復は進んでおらず、これまで日本人含む外国人観光客に人気だった明洞や東大門エリアは閉店・休業が目立つ状況です。一方で、弘大や江南、梨泰院など、新エリアに注目が集まっています。

■第4位 フランス(同率)

ヨーロッパの中から、トップ5にランクインしたのはフランスでした。おしゃれな街の代表格パリ、ワイナリー巡りを楽しめるブルゴーニュ、リゾート地として人気の南仏(プロヴァンスやコート・ダジュール)と、人気観光地が目白押しで、魅力的な渡航先です。

早くから、ワクチン接種証明書も不要で渡航条件はコロナ前同様に緩和されています。海外からの訪問者数はコロナ前の7割以上の水準に回復し、マスク規制もありません。

アメリカなどと比べれば、物価上昇率や円安影響は限定的です。

一方、燃油高の影響を大きく受け、またウクライナ情勢による航路変更でフライト時間が通常より2-3時間長くかかる点が、日本からの渡航者にとっては懸念点になりそうです。

■第4位 マレーシア(同率)

同率の4位には、東南アジアからマレーシアがランクインしました。都会の観光を楽しめるクアラルンプールや、ペナン島、ランカウイ諸島等の美しい島々が人気です。

タイ同様、有効なワクチン接種証明書があれば入国時のPCR検査は不要です。やや円安影響を受けていますが、もともとの物価水準はタイよりさらに低く、物価上昇率も調査対象国の中で最低水準のため、現地滞在を抑えられる点が魅力です。

やはり訪問者数回復はこれからで、屋内や公共交通機関におけるマスク着用は必要になりますが、観光回復が本格化して混雑する前に一足先に楽しんでみるのも良いかもしれません。

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9月7日の入国規制緩和は、リベンジ海外旅行を検討する方にとって、大きな朗報となりました。しかし、一方で、やはり「費用面」の負担が大きな足枷となっている現状が見えてきました。そこで、海外旅行アプリ『NEWT』では、できる限りおトクに、「リベンジ海外旅行」できるツアーをご用意いたしました。

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※表示料金に加え、別途諸税がかかります。)

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<料金>39,600円~

  (大人1名・燃油サーチャージ込み
※表示料金に加え、別途諸税がかかります。)

https://links.newt.net/korea-tour-1046-page

■令和トラベル研究所

令和トラベル研究所は、令和トラベルのビジョンでもある「あたらしい旅行を、デザインする。」を実現するための調査研究機関です。定期的に海外旅行に関する調査を実施し、研究分析の結果を発信していきます。

過去の調査レポートが気になる方は、ぜひ下記の記事もご覧ください。

【調査】アフターコロナ 海外旅行の回復を予測してみた。

【調査】2022年夏休み 海外旅行の回復を予測してみた。

【調査】緊急!2022年 韓国旅行の意向を調べてみた。